ホストに恋
第31章 31
「いらっしゃいませ!!」
翔太の店わ相変わらず忙しい毎日だ
昼間わ、サラリーマンとOL。夜わ若者たちで終始賑わう店内
カウンターにわ、相変わらずあの女、
「いつになったら付き合ってくれるのかな…翔太さん。」
「あなた、しつこい!!」
真理がすかさず突っ込む
「私、客よ!!」
「はいはい」
翔太わ、拓哉の言葉を思いだした
…オーナーと同じ匂いがする…嫌な予感がする……
「君、仕事何してるの?」
翔太が聞いた
「美容師。」
名刺を翔太に渡す
「へぇ…今度行こうかな」
「ほんと!?嬉しい!!」
拓哉の言葉が気にかかった…
少し近づいてみようと思ったのだ
「えぇ!!ダメだよ!!絶対ダメ!!」
「髪切るだけだって…!!」
拓哉に話しをしたらやっぱりこうだ…
「翔太!!やめて、何か嫌な予感する……」
「わかったわかった!!行かないよ。」
「はぁ…良かった」
ったく、ごまんな拓哉
日曜日…翔太わ美容室に向かった
拓哉にわ、嘘をついつしまった。
太一にだけわ、話して出てきた。
何かあった場合の対策も太一と話しておいた
「うわぁ!!ほんとに来てくれたんだ!!嬉しい!!!座って座って!!」
鏡の前に座らせ髪を触る女
「翔太さん、くせっ毛かな!!」
「そうなんだよね!!」
「じゃ、シャンプーしますね。」
シャンプー台まで誘導してもらい椅子が動き、シャンプーが始まった
なんだか、きもちよくなり、つい眠ってしまった。
「ん…」
「翔太さん…起きました?」
「あ…俺、つい寝ちまった…」
「いいんですよ…私が寝かせたんですから!!」
「は?」
「これ…」
「なに…?」
媚薬。鼻から嗅がせたの。
「なんで!!」
「彼に頼まれたから!!」
「彼?」
「フフフフ…」
「やぁ!!瑠衣…久しぶりだな。」
「オーナー……」