ホストに恋
第32章 32
「翔太、拓哉元気だった?」
「あぁ、」
「翔太…?」
「なぁ…もう拓哉わ俺を思い出さないのかな。」
太一が翔太に抱きつく
「そんなことないよ、希望捨てなきゃ奇跡わ起きるよ!!翔太」
「あぁ」
「翔太…泣いてもいいよ、」
「ばぁか、泣いたら拓哉に笑われちまう!!」
太一の頭を叩く
「翔太…」
「ほら!!店開けるぞ!!」
店のプレートを外す
深夜まで繁盛する店、太一と翔太二人になった店
「バイトでも雇うか…」
「そうだね、あと一人必要だよね」
「募集しような。」
ポスターを作り終え店の前に貼った
早速次の日店に電話があった
…外国人だった
…そいや、雅哉が言ってたな…外国人て
面接に来てもらった外国人の名前わ、サム
国籍わフランス、日本語学校に通っていたらしく日本語がかなりできる
最近日本に戻ってきたらしい
「太一、どうかな、大丈夫そうだよな、」
「うんっ!!採用しよ」
次の日から来てもらうことになった
「アリガトゴザイマス。」
二週間もしたら、だいたいのことを覚えた
「すごいな、サム!!覚え早いな!!」
「イエ、タイチノ オシエカタウマイカラ」
「休憩入ろ、翔太出かけるからそれまでが休憩だから。」
「ハイ」
二人で並んでオムライスを食べ終えた
「ゴチソウサマデス」
「ご馳走さま」
太一が食器を洗う
「タイチ…スキナヒト…イル?」
「ん!!一応ね!!」
「ドンナ…ヒト?」
「強くて、優しくて一人ぢゃ何もできなくてそのくせ口が悪くて、でも、一緒にいると安心して」
「タイチ…ゲイ?」
「そう…かなW」
「ボクモ、ゲイ」
「そうなの?なら話し合うかも!!」
「サムの好きな人わ?」
「ヤサシクテ、イツモ、ダキシメテクレル…アタマ、ナデテクレル…スキ…」
「うわ!!羨ましいな!!」
「デモ…スキナ…ヒト…イル…」
「え?片思い?」
頭を縦に振る
「そっか、今度みんなで飲もうよ!!サム!!」
「ハイ!!タイチ…イイヒト!!」
抱き合う2人