
ホストに恋
第16章 16
はっ…と、我にかえり…
マサミを追いかける
外わ、雨が降っていた。
走って、探した。
目の前に…マサミの後ろ姿が見えた
「マサ…ミ…」
…!?
とっさに声を殺した
…マサミ、隣の男誰!?
…なんで…
…気がつけば後を追っていた
…マサミわ、笑って男に寄り添っていた
…さっきのマサミとわ別人だった、
この道のりわ、マサミのマンション…
送ってもらうだけだよな……
……
……マンションが見えてきた
……一緒に入って行く二人。
…エレベーターに乗り込む。
マサミの部屋わ二階だ、階段を駆け上った!!
マサミの部屋の前に立つ二人が見えた
…!!
信じられない光景を目にしてしまう。
二人の顔が近づいたかと思った瞬間…お互いの唇を重ね…長い長いキス、激しいキス……男が片手でドアを開け唇を重ねたまま…二人わ消えた
…凄まじい勢いでドアの前に行き…ドアを叩こうと思った手を…止めた。
…俺のせい?
…だから
…そいつと?
マサミの部屋の前に座り込みドアに背中をつき…
携帯を取り出す
マサミにかけていた
…プルプル…プルプル
…でない…よな
…だってマサミわ、今…
…頭がどうにかなりそ…
…そして、マサミにメールをした
…さっきわ、ごめん。でも…これで良かったんだよ。別れよう。…
と
涙か雨かわからないものが頬を伝う。
どこを歩いたのか、わからず…気がつけば…病院にきていた…
…俺、何しようとしてるんだ。拓哉わ、わからなかった
四階…
あいつの部屋の前。
…コンコン
「はい。」
…なかなか入れない
「はい…?」
扉が開く…
「タクヤ!!?」
「よ!!」
「どうした?!!こんなに濡れて!!」
…ドサッ
拓哉わ、瑠衣に倒れ込み…泣いた
「タクヤ…」
「一分だけ…」
「泣きたい時わ泣けばいい…」
瑠衣わ優しく抱きしめた。
落ち着いた拓哉に、タオルと着替えを出す
「シャワーしろよ…すっげー顔してるぜ」
そうか、個室わ何でもあんだな
シャワーを終え部屋に戻るとココアを渡された
