ホストに恋
第21章 21
翔太の車にお姉さんを乗せ、車を走らせた
「タクヤくん、どこに行くの?」
「着いてからの楽しみです。」
ついたのわ、タワーだった。
拓哉のお気に入りの場所の一つだ。
「お姉さん、着きました」
お姉さんの手を取り最上階に行く。
「うわぁぁ…綺麗」
「でしょ」
「こんなに広いんだね…」
「ですよね。」
「こんな景色、忘れてた…」
「これからわ、いろんなとこに行けますよ」
「え?」
「お姉さんにわ、言っておきます。俺、翔太が好きです。出会いこそ最悪だったけど、翔太の真っ直ぐで優しい笑顔大好きです。」
「そっか。何となくわかってた。翔太の顔つきが変わったから」
「俺、男同士なんて始めわからなくて、でも一緒にいたらわかってきました。自分が自分でいれる場所。翔太がそうなんです。」
「ありがとう。翔太…代わる代わる違う子ばっかりだったから、心配だった。タクヤくんなら翔太変えてくれるって。信じたい」
「はい。必ず大切にします。約束します。翔太わ俺の大切な大切な家族です。よってお姉さんも俺の家族なんで、お姉さんも俺が守ります」
「クスッ。タクヤくんったら。ありがとう」
二人でしばらく話し買い物をし帰ってきた
「ただいまぁ」
お姉さんの明るい声が響く
「どこ行ってたんだよ!!」
「タクヤくんとデ~ト!ね、タクヤくん」
「そ!!」
「俺抜けものか…」
しょんぼり顔の翔太
「可愛いな」
「タクヤ、ちょっとこい」
部屋に連れてこられる
「なんだよ…」
ぎゅ…
いきなり抱きしめてきた翔太
「どした…そんなに寂しかったか…ごめんな」
「あり…が…と」
泣いてるのか…
「翔太?どした?」
「あん…な…アネキの顔見たの…何年ぶりだろ……っく…タクヤ…ありが…と」
ちゅ…
「あぁ」
「ったく。お前最高だよ。離さねーから」
「俺も。」
抱き合いながら深い深いキスをする。