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ホストに恋

第21章 21


少し…沈黙が続き、
翔太が話す

「俺らの両親、二年前に死んだんだけど、すげー借金しててさ、保険金でなんとか返したんだけど全部わ無理でさ、アネキわ昼も夜も働いてさ、なのに俺わ遊びほうけて、悪い奴ら連れて喧嘩、女…あらゆることやりすぎてさ…ヤバい奴の女に手出しちまって…俺逃げ回ってさ…そしたらアネキが奴らに捕まっちまって、さんざん犯られたあげく、奴らの運転するバイクに裸で……乗せられて落ちて後続のバイクに足踏まれてな……病院で見たアネキわ……別人みたいに顔が腫れて…初めて自分のバカさに気付いた…おそかったんだ」

泣き出す翔太

「翔太……」

そっと抱きしめる

「タクヤ…」

「話してくれてありがとう。」

「今の店のオーナーが助けてくれたんだ。だから俺いまこうしていられる。」

「そうか。」

「でもアネキの過去わ消えない。アネキの人生俺がダメにしたんだ、アネキわ俺を責めないんだよ。一度も」
「だから、それがお姉さんがだした答えなんだろ」

「タクヤ…」

ちゅ…

拓哉からキスをした

「タクヤ…」

「もうわかったから…もういいから。」

ぎゅ…

翔太が拓哉の腰に手を回し抱きついた。

頭をしばらく撫でて やる。

翔太わ、そのまま眠った。
ベッドに寝かし、リビングに出て行くとお姉さんが餃子を包んでいた。

「手伝います。」

「翔太わ?」

「寝ちゃいました」

「あら、よほどタクヤくんが心地いいんだね」
「さぁ」

「翔太にわ、店で?」
「はい、会社の奴の知り合いも店にいるってことで、飲みに行った時に初めて翔太と話しました」

「そっか」

二度目に襲われたなんて言えないよな…

「きっと、翔太わ私に気を使ってるんだと思うの…」

「お姉さん」

寂しそうな顔だった

「お姉さん!!ドライブ行きませんか?」

「え!?」

「行きましょう!!」

お姉さんの手を引きゆっくり歩き車のキーを取り出かけた。

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