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緑の縁

第2章 意地悪なご主人様。

「ご主人様、昨日お父様から電話が一本入っておりました。」

「用件は?」

「ご主人様に直接お伝えになるそうで、本日、大学が終わり次第駆けつけるように、と。」

ご主人様は大学に進学すると同時に一人暮らしを始めた。

私はその時一緒に来るようにいわれ、今はともに暮らしている。

「そうか・・・。面倒だな。」
はーっと大きく溜息を吐かれる。

「ご主人様、そのような態度は・・・
「はいはい。なー、そんな硬くならなくていいの。」

ちゅっと、私の頬にやわらかい感覚。

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