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　王の隣には王妃や側室たちの記述もわずかながら併記されている。尚正王の隣には王妃　朝真戸那と記され、その生涯については、

　王妃は王の死を哀しみ、王の墓の側で自決したと今に伝えられている。御年、十八、尚正王の死後、三ヶ月の事といわれている。

　仮にも一国の王妃が入水自殺したと世間に広まるのは王府としても避けたかったのだろう。