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5つの小さな恋の唄*続編*

第3章 『秘密』主演*二宮和也*

黙ってないで、僕への気持ち、まっすぐつたえてほしーなあ....

お願いだから、君のほんとの気持ち、タネ明かしして!

僕はもう一度、陽葵の手を握った。

陽葵は、驚いたように目を見開く。

でも、何も言わない。
僕も、何も言わずにただ、手を握り続けた。

君が思ってることは、多分正解だよ?

僕は、陽葵がすきなんだから。

君もそれに、気付いているんでしょ?


「陽葵?」

「な、なに?」

ほら、動揺してる。

「僕、陽葵のことすきだからね」

「/////」

暗くて見えないけど、君の頬が火照っているのが目に浮かぶ。

「陽葵は?」

何て言うかな、君は。





「ーっ、分かんない!」

そう言うと、また居なくなってしまった。

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