無限組薔薇色保管庫。
第1章 【 緑 × 青 】
それからしばらく経ったが、大倉はまだ帰って来ない。
恐らく、探し物が見つからないのだろう。
特に意味はないが、ふと、周りを見回してみる。
この学校は田舎にあるせいか車が全然通らないし、
部活後のこの時間...下校時間から大幅に遅れている時間となっては、人影ですら見合たらない。
普通は、人がいなくて怖い、もしくは一人だからこそ安心するといった感情があるのだろうが、今の安田にはなかった。
...安田はただ、うっかり過ちを犯さないか。
それだけが心配だった。
近くに転がっている大倉の鞄へ目を向け、逸らそうとしたが直ぐにやめた。
中身がばらまかれた鞄の中にぐしゃぐしゃに詰め込んだ体操服を見つけたからだ。
「何やってんねん、大倉ぁ...」
大倉に向けたであろうその言葉は、誰に届かれるでもなく暗闇へ溶けこんでいった。
恐らく、探し物が見つからないのだろう。
特に意味はないが、ふと、周りを見回してみる。
この学校は田舎にあるせいか車が全然通らないし、
部活後のこの時間...下校時間から大幅に遅れている時間となっては、人影ですら見合たらない。
普通は、人がいなくて怖い、もしくは一人だからこそ安心するといった感情があるのだろうが、今の安田にはなかった。
...安田はただ、うっかり過ちを犯さないか。
それだけが心配だった。
近くに転がっている大倉の鞄へ目を向け、逸らそうとしたが直ぐにやめた。
中身がばらまかれた鞄の中にぐしゃぐしゃに詰め込んだ体操服を見つけたからだ。
「何やってんねん、大倉ぁ...」
大倉に向けたであろうその言葉は、誰に届かれるでもなく暗闇へ溶けこんでいった。
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