テキストサイズ

君が好き

第7章 まさかの…

大「どうしたの翔君。最近おかしいよ。何か言いたい事あるの?」

翔「智君も、俺に言いたい事あるよね。この前は二人が入ってきて、話しごまかしちゃった感じだったけど…」

大「俺は、もういいんだ」


本当は気持ちだけでも伝えたい。
でも二人が別れたとしても、伝えないほうがいい…
誰もキズついたり、キズつけたり、これ以上してはいけないんだ…。


翔「俺は言うよ。だって何年も我慢してきたんだから…。
自分の気持ちに、これ以上嘘つきたくない」

大「おいら、悪いところあったらなお…」

翔「俺、智君が好きなんだ」

大「…すから…えっ?!」


少し言葉が重なった。
聞き間違え…だよな?


大「翔君、今なんて言ったの?」

翔「・・・」

大「翔君?今、俺と言葉がかぶってよく聞こえなかったんだけど…」

翔「じゃあもう一度言うから、智君も言いたかった事を言ってね。もういいなんて言わないでさぁ」


本当に言ってもいいのかな。
誰もキズつけたくない…
でもこれ以上、自分の気持ちにも嘘をつきたくない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ