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この前、人を拾いました

第26章 ③―3 やらかした

「パ、パーティー?」

ますます訳の分からない発言にすっとんきょうな声が出る。



「わかったかね?」


と白石社長はさらに私に近付く。
小柄な身長は私と同じくらいで丁度目線が一緒で威圧してくる。


「あ、え、と…」



答えに窮していると、白石社長の背後で部長が私を目を見開いて見ていた。
その目は明らかに
はいって言えといっていた。



「わ、分かりましたっ…」


二人の重圧に堪えられず、そう答えると、白石社長は口角をかすかに上げて、


「では詳細は後で伝えさせるよ。」


と言って、部長を引き連れて部署から去っていった。

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