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この前、人を拾いました

第42章 ④―8.5 『ずっと前から、お嬢様にお仕えしております』

―――――…



西園寺家の次男は少し変わっているとか聞いていたが、まさかここまでとは…






崇めるだの神だの聖人だのと騒いで出ていった礼二様をみて、『瀧山はここにいて』とだけ言って追い掛けていった麗子様。




一人になった部屋の中、


私は何が起きたのかを必死に頭を整理しようとした。



ガチャ…




しばらくすると扉の開いた音がして、



麗子様が私に近付いてきた。







「れ、麗子さ」




「瀧山!!!!!!」





私が呼び終える前に、
麗子様は私を強く呼んだ。

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