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この前、人を拾いました

第64章 ⑥―6 それでもやっぱり

確かに……

私の脳内レイがさっきから
「裁きだ!」と騒いでうるさい…。



でも泊まる場所って言ったって……


この前の会社の仮眠部屋は……
いやいや、レイの会社なんだし絶対バレるし……



お兄ちゃんのとこ…?

いやいや今華美さん妊娠中で大変な時だし……



うーーーん、、




「あ。」



ふと、いつも会っている可愛らしい人が頭に浮かんだ。


「誰か泊めてくれそうな人いました?」


と若村さんが私を見た。



「多分……

ちょっと確認します!」



私はすぐさまケータイを取り出して、

百合子先輩にダイヤルした。

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