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この前、人を拾いました

第85章 ⑧—5 不吉な口笛?



しばらくして、意味の分からないレイのことは放って置いて、私は勝手にシャワーを浴びた。



あー今日は本当に疲れた…




朝からラクダに乗ってハエ食べちゃいそうになるし、昼間は世界の中心で死にそうになるし…



そういえば…




あの金髪の人、一体誰だったんだろ……




少しやきもきした気持ちを落ち着かせるようにして、シャワーを勢い良く止めた。




どうでもいいか…




だって……




あいつは別に、浮気したりは…





────────────ハハハハハハっ!!





っ………





頭の中で愉快な笑い声が響いて、またどっと身体が疲れた。




こんなに振り回された挙句、浮気なんかされたら、絶対に別れてやるっ………!


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