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この前、人を拾いました

第103章 ⑩—3 二人の未来予想図?

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鍋の中のシチューをかき回しながら、豪快にジャケットを投げ捨てたレイの事を眺めていた。


あれをあとで拾うのは、私なんだけど…


まぁそういうことは覚悟の上に結婚したんでした。



「もう、具合は大丈夫なの?」


「ハハハハハハハっ!!!! 僕はいつだって絶好調だ!!!」


「…ふーん」



なーに言ってんだか、ゲーゲー言いながら3時間は吐きっぱなしだったくせに。

まぁ、でもあんだけ吐いたにしては、驚異的な快復であったことは間違いないけど。


と、いうかそんなことはどうでもいい。


『聞いてみればいいじゃない』と百合子先輩に言われたことを私はまだレイに聞けてない。

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