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この前、人を拾いました

第103章 ⑩—3 二人の未来予想図?



チラっと振り返って、私の背後にある冷蔵庫を開いているレイの背中を見た。



「ハハハハハっ!!!冷たい!!こんなに冷たいところにいるペンギンとかいう生き物は本当に頭が悪いなっ!!!!!」



「なにそれ」



相変わらず、突拍子もない事を言って一人で大きな口を開けているレイ。

冷蔵庫開けて、どうしてペンギンをディスることに繋がるのか。

普通の脳みその持ち主である私には全く理解不能だ。



呆れて鍋に向きなおった私を、レイが背後から抱き締めた。



「まきちゃんは毎日本当にかわいいなっ!!!!ハハハハっ!!!」


……本気で言ってるのか、未だに分からないけど、まぁ嫌な気はしない。


顔だけクルリとレイの方に向けたら、あんまりニコニコと笑っているから、思わずこっちまで笑ってしまった。

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