この前、人を拾いました
第103章 ⑩—3 二人の未来予想図?
そして、そのまま溶けそうなほど甘いキスを私に落とす。
幸せってこういうことを言うんだと思う。
「っ……りょっ……料理中だからっ…」
鍋に向き直った私の首筋に、レイは構わずキスを落とす。
「あっ……危ないって…」
「結婚しているんだ!!いつだって、らなちゃんとセックスしていいハズだ!!
クッキングセックス!!!!!」
そう言いながら、レイは私の身体をクルリと反転させる。
そして再び熱いキスをすると、器用にコンロの火を止めた
大きな声で「セックス」とか言っちゃうあたり、やっぱレイにはムードがない、とか思いつつ、こういう時に醸し出す色気は半端ない。
ていうか、別に結婚する前から、散々色んなタイミングで私のこと襲ってましたけどね…
「でっ…でも、ちょっ、ちょっと待ってッ…」
ん?と言いながら、ネクタイを華麗に取ったレイがかっこ良すぎるのが辛い。
でも負けずに、私の服を当然のように脱がせそうとするレイのことを私は止めた。
「わっ、私今日生理!」