テキストサイズ

エンドレス

第42章 今夜もエンドレス

「こっちは大丈夫・・ええ・・今日はかおちゃんが来てるから・・」

直哉に薫とのセックスを見せてから2ヶ月が過ぎようとしていた。
季節はすっかり秋を迎え、ここのところめっきり寒くなってきた。

「うん・・フフっ・・いいわよ?じゃあ後で動画を送ってあげる・・はぁい、それじゃ・・」

直哉は一昨日から久しぶりの長期出張に出ていた。
また2週間ほど家を空けるため、夕食の後に電話がきた。

「終わった?」

「うん・・ごめんね待たせちゃって・・」

「直哉さん何だって?・・動画を送るとか言ってたけど・・」

「フフっ・・独りで寂しくオナニーするから、激しいのを送ってくれだって・・」

「まぁ・・」

久美と薫の関係は、直哉公認になっていた。
時々直哉の前でふたりの行為を見せる事が条件だった。

三人の利害が上手く合致していた。

直哉は、女性に抱かれる久美の姿が見たい事。

久美は、自分の淫らな姿を見られたい事。

そして薫は、直哉の前で久美を逝かせる姿を見せつけたい事だった。

薫はあの夜の1度だけ見せるつもりだったが、直哉の目の前で久美を抱いた優越感と逝かせる姿を見せつけた際の快感にすっかり魅せられてしまったそうだ。

見たい、見られたい、見せつけたい、という三人それぞれの性癖の利害が合致した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ