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「お父さん？何で泣いてんの？！」


「お前のそんな姿見たら泣くだろうが。」


「ってか、何でここに居るの？！」



そう！

それが１番聞きたい！

何でお父さんがここに居るのか！




お父さんは涙を拭いたハンカチを上着のポケットに収めながら



「何でって。何言ってんだ？

みんな居るぞ？」


まるで、何で居るのかを問うてる私のほうがオカシイぞ？

と言わんばかりの表情で言葉を返す。



みんなって‥・？




「みんなってどう‥「はい。じゃぁ始まりますよー」



霞さんが言葉と同時に私の腕をお父さんに絡め、何故か父親と腕を組む形に。



「曲に合わせてゆっくりと歩いてくださいね♪」


その言葉と同時に目の前の教会の扉はゆっくりと開け放たれ。





「―――――えっ‥‥」