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跨いでいった男たち

第30章 天使が降りる頃

ゆいはふと里奈の左手をみると大きなダイヤの指輪が光っていた。

握っていただろう携帯電話は光っている。。。

ゆいは携帯を手に取ると着信がきていた。

ピ ピ ピ

ゆい・・。

笹木・・。

どっかで聞いたことある名前。

あっ、テレビ局の人だ・・。

この人なら、里奈ちゃんに何があったかわかるかもしれない。

ゆいはすかさず震える手で自分の携帯に電話番号をメモした。

ピーポー ピーポー

救急車が近づいてくる

里奈ちゃん 生きて お願い!

うう・・・うう・・ポロリ

春日『こっちです!お願いします!』

救急隊員 「あなたがたは?」

春日『この女性の知り合いです、連絡があったので心配で・・』

春日『それより急いでください!お願いします!』

救急隊員「付き添いは・・」

春日『ゆい!付き添い乗り込んで、あと里奈ちゃんの携帯、ご家族に連絡しないとだから!』

ゆい「はぃ・・」

春日はゆいを抱きしめると

後からついていくから・・。と呟いた

春日『お願いします』

こんな時の春日はやっぱり大人なヤリ手な男である・・・。


里奈は昏睡状態でゆいは一緒に救急車に乗り込むと里奈の家を後にした。。

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