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跨いでいった男たち

第2章 寿司屋の社長

律子とあたしはスナックマリーナに体験で働いたのち、妙に雰囲気が良かったのと稼げるの気持ちで気がついたら、あたしだけ働いていました。
マリーナは女の子が20人くらい曜日ごとに払いていて18才〜50才くらいまでと幅広い女の子とは言えない人までいました。

ある日団体さんの予約が入り、あたしはヘルプでそこの団体さんの席についた、そこで知り合った寿司屋の社長。
渡哲也ぽい風貌で明るく優しい男性でした。
まだまだ新米なあたしにも『好きな飲み物のみな〜』とか、気前よい男性であたしの周りの気が利かないガキとは違い、紳士的で素敵な男性と内心思っていた矢先に、寿司屋の社長が耳元でささやいた。
『明日、ランチしない?ゆいちゃん、何時に起きる?』

え、どうしよう。。
二人っきりはやだなー怖いし、でもランチだし、いつも良くしてくれてるから一回くらいいいかな。。

ゆい「1時くらいには起きてるかな。でも、ゆいお客さんと二人っきりで会うとか初めてで。」

寿司屋社長『大丈夫!迎えいくし、ランチだから明るいしね。すっごく旨いイタリアンの店があるんだよ!行こうよ。奥さん洋食嫌いでめったに食べれないんだよ』

ゆい「そっか!じゃぁ明日2時くらいにお店の近くのコンビニで待ち合わせしよう?」
寿司屋社長『やった!じゃぁ迎えいくね!楽しみ!初デートだねぇ』

ん、デート?ランチだし、おじさんだからランチもデートなのかも。。
ご飯奢ってもらえるんだし、まぁいっか!ラッキー


ゆいはこの時は知らなかった。お客と二人っきりで会う意味を。。

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