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跨いでいった男たち

第14章 隣人

里奈は休日、遅い朝を迎えると
いつもならば、競馬場に向かう準備をするが、潤とのことがあって以来、行く気分にはなれなかった。

今日は1日家にいるし、模様替えと洗濯とお家の事しなくちゃねぇ~

フゥ~と煙草を吸いながら、セカセカと動く

洗濯物を干す、下着はいつも部屋干しだけど、今日は天気もいいし
すぐ乾くだろうから、外に干しちゃえっ♪

里奈のアパートは袋小路で旗みたいな敷地に建っており、里奈は
□←この角部屋の隣の真ん中で1階で4件並んでいる2件の間に通路が設けられており、里奈の部屋も通路があるためある意味角部屋になっている。
友人に1階は危ないよと言われたが、引越しの面倒と呑むのが好きな里奈にとって階段は苦痛であったために1階になった。

ベランダはしっかり囲まれているし、通りからは見えないし、平気と割と気に入って住んでいる。
欠点と言えば、隣の人んちのベランダが薄い板1枚だけで繋がっている。
昼夜逆転な生活な里奈はあまりそんなことは気にしてなく現に会うことはなかった。

洗濯物を干し、里奈はお布団にゴロンとなり、日差しを浴びながら
気持ちぃぃってウトウトしていると。

携帯がブーブブブブブーと震えた。
メールだった。


from潤

里奈、いい子にしてるかな?

可愛がって上げられなくてごめんね。

僕は今海外遠征中。

明日帰国するから待っててね

里奈の可愛い声が聞けなくて残念だよ。



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