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撮影が終わって俺と大野さんは取材の為に皆より後に現場を出た

大「おつかれ～、また明後日ね～」
二「うん、おつかれ。早く寝なよ」
大「お～」

疲れからか若干覇気のない返事を返される
目を擦りながらマネージャーの待つ車に乗り込んで行った
見届けて自分の車に向り込む

二「・・・もしもし、翔さん。今から行くね」
櫻『おつかれ、早く帰っておいで』
二「うん。何か買っていく？」
櫻『大丈夫だから、早く！早くおいで！』

甘えた駄々っ子のように電話口で急かして来た
本当、俺にだけは子供みたいだな
特別な感じが頬を緩ませる

二「真っ直ぐそっちに向かうから待っててね」
櫻『絶対だからね！』
二「うん。愛してるよ、翔さん」
櫻『俺も愛してるよ』

甘い言葉を囁き合って電話を切った
すぐにエンジンを掛けて翔さんのマンションへと走らせる
何度通っていてもドキドキしてしまう
乙女のような胸の高鳴りに苦笑いをしてしまう反面会える嬉しさも込み上げていた