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愛の嵐

第6章 遠出の嵐

松「手紙ありがとうね。嬉しかったよ!」
相「あ・・読んだんだ?」

恥ずかしいのかモジモジしてる
頭を撫でながら

松「旅行に行こう!」

パッと顔を上げてニッコリ笑う

相「一緒に行きたい~」

ガバッと抱き付いて来た
飛び込んで来る体を抱き止めきれずに後ろに倒れ込んだ

松「いった~。こら、雅紀!」
相「潤!・・・潤!」

いつもなら謝ってくるのにどうしたんだ?
打った腰も痛いが、雅紀の方が気になる

松「どうした?何かあったのか?」

今にも泣き出しそうな顔をして俯く
何も答えない雅紀
俺はそのまま抱き締めて待つ事にしよう

松「大丈夫・・ここにいるよ」

俺の服を握り締め、胸に顔を押し付ける
背中を撫でていると、ゆっくりと体を起こして顔を覗き込む

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