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愛の嵐

第6章 遠出の嵐

ピンポーン・・

返事がないって事は我慢出来なかったな
くすっと笑いながら合い鍵で開ける
カチャリ
ソッとドアを開けてみる

松「わっ!なんでここに・・・?」

玄関に横たわる塊
毛布にくるまった雅紀が寝ていた
心臓に悪いんだけど・・・

松「可愛いなぁ」
相「う・・ん・・・じゅ・ん・・・」

寝言
俺の夢見てんのかな?
ずっと見てたいけど、風邪ひくからなぁ
所謂お姫様ダッコで運ぶ
相変わらず軽いなぁ

相「ん~?ん~じゅん~♪」
松「うぉ!暴れるな!」

寝ぼけて抱き付こうとしてるけど無理だ
毛布ごとダッコしてるからねぇ
起きたのならと、向かう先をリビングに変える
ソファーに降ろすとモゾモゾと動く
毛布から脱出する様を笑いながら眺める

松「早く出ておいで~」
相「ちょっと待ってよ~!」

幸せだなぁ
ずっとこんな時間が続けばいいのに

相「出た~!潤、会いたかったよ~」
松「ただいま!俺も会いたかった!」

お帰りのキスはいつも熱烈だ
眠たいから体も温かいって、まるで子供みたいだな

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