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愛の嵐

第7章 遠方の嵐

《櫻井side》

俺は遠くに来ている

櫻「こんばんは!ここは何処かと言うと・・」
ニ「来ちゃいました、スペイン!」
大「いや~、いいね~!情熱の国だよ」
櫻「今回俺達3人でスペインを楽しみたいと思います」

そう、3人なのだ
雅紀とは別々の海外ロケ!
一緒に行くメンバーは仕事の都合上だから文句は言えない
けど、俺には気掛かりがある
遠くにいるから何も出来ないから尚更!

櫻「あ~気になる~」
ニ「どうしたの、翔ちゃん」
大「何が気になるって?」

大きな声を上げた俺に二人が振り返る
やべっ!声に出してしまった

櫻「いや、大したことないよ」
ニ「あ~!分かった」
大「何々?・・ん?もしかして」
ニ・大「相葉ちゃん(さん)」

正解です!
それ以外はないっちゃ無いか
ガックリうなだれてしまう

ニ「心配なのは分かるかなぁ、Jでしょ?」
大「そう言えば最近あれだしねぇ」

はぁ?何それ

櫻「どういう事それ。二人共、何か知ってるの?」
ニ「知ってるって言うのか、聞いたってゆ~のか、ねぇ」
大「聞いたなぁ。」

あぁもう!何だよ、はっきりしてくれ!
イライラしてるのに気付いたニノが

ニ「最近やたら可愛いとかいいなって言ってるんだよね」
大「そうなんだよ、翔ちゃんとの事知ってるのに。どうしたんだろうね?」
櫻「マジかぁ!松潤にこっち来る前に言われたんだよ」

移動のバスの一番後ろでコソコソ話す
思い出すと俺の心は騒ぎ出す
雅紀の事は信じられても、今の松潤は信用出来ないから

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