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愛の嵐

第7章 遠方の嵐

《櫻井side》
止まらなかった
優しくするつもりだったのに~
雅紀を見たら我慢出来なかった
想いの全てを、本当に全てを出し尽くした
もう何も出ません!
一滴も絞り出せないくらいに

相「う・・ん・・しょ・ん?」
櫻「あ、起きた。大丈夫?」
相「ダメ・・うごけない」

苦笑いしてしまう
眉を寄せて何かを望んでいる

櫻「どうしたの?」
相「抱っこ、して?」

手を伸ばそうと動かしてみるが動かない
だから俺が手を伸ばして抱き締める

相「翔ちゃん。激し過ぎぃ。久しぶりに身体中が痛いよ」
櫻「覚悟してって言っといたよ?ヤリ過ぎたけどね」

膨れながらも赤く染まる頬にキスをする

櫻「雅紀は俺だけのモノだよ?誰にも渡さないから!」
相「翔ちゃんも俺だけのモノでしょ?」
櫻「そうだよ!雅紀だけのモノだ!」

互いを少しだけ束縛して生きて行こう
誰よりも優しくしていよう
雅紀だけを愛し続けていく
大事な事を見失わないように
何も奪われないように
互いを確認しながら過ごして行こう
いつも、どんな時も伝えよう

櫻「愛してるよ、雅紀」


end

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