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《二宮時間》
めんどくせ～！
雅紀はなんで俺を誘ったんだ？

相「和さぁ、智くんの事どう思ってんの？」
二「は？・・どうって、メンバー・・」
相「違うよね？長い付き合いだから分かるんだよ？」

そうだった
翔さんの事も気付いてたんだ
いつもは抜けてるくせに、ちゃんと見てるんだよなぁ

二「雅紀には隠せないなぁ」
相「うん！バレバレだね」

はぁ、溜め息しか出ないよ
雅紀に負けた気分になるのは屈辱だ
でも、聞いて欲しいのも確かだな

二「スペインで失恋した後、智くんが一晩中一緒にいてくれたんだ」
相「そっかぁ。智くんは優しいね」
二「そうなんだ。それが嬉しくて、気付いたら恋してたみたい」

雅紀はそっと俺の頬に手を置いて柔らく笑ってる

相「すっごいいい顔してるね！今の顔を智くんにみせたいよ」

雅紀は優しい
あんな酷い事したのに
俺の恋を応援してくれる
翔さんが夢中になるはずだな

相「智くんに気付いてもらえるように頑張ろうね！」
二「ありがとう！頑張ってみるよ」
相「うん！和が幸せなら俺も嬉しい！」

いつもは恥ずかしくて出来ないけど、今日は大丈夫だなぁ

二「手貸して？」
相「ん～？はい♪」

手を繋いで

二「相葉雅紀のパワーを貰います！」
相「あはは！好きなだけ上げるよ～」

顔を見合わせ笑い出す
本当に元気もらったな
前に進む勇気は自分の中から引っ張り出そう