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愛の嵐

第10章 番外編~失恋×間違い=正解~

《二宮時間》
言ってはみたものの

大「どうぞ・・入って」

ここ入ったら・・覚悟いるなぁ
躊躇している俺が入るのを待ってる

二「お、お邪魔します」
大「散らかってるね、ごめん」
二「い、いや。俺が急に言い出したから」

沈黙が苦しい


大「まあ、上がってよ!コーヒー淹れるからさ」
二「う、うん」

わぁ、凄い部屋だな!
小物やフィギュアがいっぱい
目移りする程沢山あって見飽きない

大「面白いでしょ?集めたり作ったりしてるんだ」

智の知らない一面が見れて嬉しいなぁ

大「はい、どうぞ!」
二「ありがと」

向き合って座る気恥ずかしさが込み上げる

二「あ、あのさ・・聞いてもいい?」
大「答えられる事なら何でも聞いて」

頬杖を付きながら優しく微笑む
うわっ、それ好きかも

二「俺の事・・好きって・・いつから?」
大「あ~・・・恥ずかしいなぁ。ん~、スペインの時じゃないかな?ハッキリしたのは今日なんだけどね」
二「き、今日?!いつ?」

言いづらそうな顔をしてる

大「横山と話して気付いた」
二「なんで横山?」
大「あんま言いたくないんだけど・・・」
二「教えて?ちゃんと知りたいんだ」

ふぅ~っと息を吐いて俺を見る
そんな目をされると不安になるよ

大「横山は和が好きなんだよ」
二「はぁ?横山が俺を?」

智は苦笑いで頷き肯定する
衝撃的で言葉も出ない

大「それを話された時に嫌だって思ったんだ。和を誰にも取られたくない!俺の傍で笑って欲しいんだ!」

熱烈な告白に卒倒しそう
嬉し過ぎてクラクラしてしまう

二「今死んでも後悔しない」
大「はぁ?死なれたら俺が困るんだけど?」

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