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愛の嵐

第11章 宴舞の嵐

あれから時間がある日は一緒にいる
もちろんレッスンがメイン!
なんだけど、スキンシップは変わった
ハグやキスが普通になっている

ただ、恋人ではない

嬉しいのに苦しい

自分で仕掛けた事なのに
自分を追い詰めている
何やってんだ、俺は

相「どうした?今日は元気ないね?」

頭を撫でながら雅紀が心配そうにみている

松「そんな事ないよ!ただ、ツアーの事考えてただけ」

嘘だけど、嘘でもない
ステージや演出を考える
それも俺のライフワークの一つだ

相「そうだったね。俺もそろそろグッズに取り掛かる頃だしなぁ」
松「あ~、そうだ!可愛いの出来たら先に頂戴よ!」
相「ふふっ、仕方ないなぁ。こっそり分けてもらっとくよ♪」
松「やった!絶対だからね!」

チュッとキスが降って来た

相「可愛いな。約束!」

カァと熱くなる顔を押さえてしまう

松「可愛くない!」
相「俺から見れば十分可愛いよ♪」

これで恋人じゃないんだから
苦しくもなるよ
でも言ってしまって違ったら・・
この関係が壊れる事が怖くて今日も言い出せなかった

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