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愛の嵐

第12章 番外編の嵐~紳士×小悪魔=熱烈?~

《櫻井時間》

俺の心の中か・・知っても逃げない?
和は本当の俺を知らない

櫻「嫌いにならない?」
ニ「ならないよ!」

その言葉を受けて和を見据える
俺は覚悟を決めて話し出す

櫻「見てないのは和だよ。知らないだろ?
俺がどれ程嫉妬深くて束縛したいのか。
他の人を見る目を手で覆いたくなる
誰かと話す唇を塞ぎたくなる
誰にも触れさせたくない
全てを俺だけの物にしてしまいたい
外に出さずに部屋に監禁して、和が俺以外見えなくしてしまいたい
そんな事出来ないの分かってる
だから、頭で考えないと感情をコントロール出来なくなりそうなんだ
和をめちゃくちゃにして
壊してしまいたくなる
そんな自分が怖いんだよ
冷静を装っているだけで
俺は和に狂っているのかもしれない
・・・・
嫌いになった?」

捲くし立てるように一気に話した
和は目を丸くしている
早く何か言って欲しい
怖くて俺が逃げたくなる
頼むから・・・そう願った時だった

ニ「なんだよそれ!」

やっぱり嫌われた?

ニ「何でもっと早く言ってくれなかったの!そんなの、嬉しいだけじゃないか!」

は?嬉しい?
怖いとかキモイじゃなくて?
き・・嫌われてないの?

ニ「俺も同じ気持ちなんだから、嫌いになんてならないよ!」

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