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愛の嵐

第22章 灼熱の嵐

《松本side》

二「お~い、聞いてる?」
松「んあ?あぁ、聞いてなかった」

はぁ~と大きな溜め息をつかれてしまう

松「悪かったって」
二「別にいいけどさ。今日は部活あんの?」
松「あ~、休みだね。顧問がいないらしい」
二「じゃあさ、カラオケ行かね?」
松「カラオケはやだ!」
二「じゃあ、ゲーセン?」
松「それもパス」
二「え~、じゃあ・・って聞いてね~な?」

窓から見えるグラウンドに釘付けだった
この間見かけた美人な先輩
男子校だから男なんだけど美人なんだよなぁ

二「だぁれ見てんのかなぁ?」
松「別に~、誰でもね~よ」
二「あ!相葉先輩じゃん♪」

美人の名前は相葉雅紀
俺が見ていた人

松「和の知り合い?」
二「そうだよ~♪面白い人でさ、バスケ部なんだ」
松「バスケ部に知り合いいたっけ?」
二「いないけど、別ルートで知り合った」
松「ふ~ん」
二「気になるなら紹介しよっか?」

ドクンと心臓が高鳴る
好み過ぎて緊張してしまう

松「紹介って可笑しくないか?」
二「そう?潤の好みだと思うんだけど?」
松「まぁ、好きな顔だな」

男子校がそうさせるのか
いや、女の子と出会う機会は作ればいくらでもある
だけど何故か相葉という美人が気になる

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