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愛の嵐

第22章 灼熱の嵐

松「あち~」
二「言うなよ~!分かってるから」
松「この暑さで言わずにいれるかよ」

気温は38℃の真夏
シャツの前を開けパタパタと扇ぐ

二「お~い、見られてんぞ?」
松「はぁ?誰が見んだよ」

見渡しても俺なんかを見てる奴はいない

二「自覚が無いのって怖いわぁ」
松「見られてんのはお前だろ?」
二「まぁね~♪何でかモテてるよ、男に」

あひゃひゃっと下品な笑いで誤魔化す
実は嬉しいのか?
俺は微妙なんだけどなぁ

二「あ~、翔先輩♥」
櫻「ニノじゃん♪どうした?」
ニ「暑いから涼んでる~」
櫻「そっか~、んじゃほら!・・ん?」
ニ「わ~い♪オレンジジュ~ス!」

嬉しそうにジュースを握る和
翔先輩とらやらは俺を見てる
ガン見されると困るんだけど・・・何故?

櫻「ニノ~、彼はニノの彼氏?」

ピタリと動きが止まる俺達
顔を見合わせて笑ってしまう

二「ん~ん、違うよ~!ただの親友♪」
松「何の関係も無い親友です」
櫻「あ、そうなんだ。勘違いして悪かったね・・えっと」
松「松本潤です。えっと・・・」

賢そうな顔が優しく笑う
男前だなぁ、この人格好いい

櫻「櫻井翔だ。好きなように呼んでいいよ」
松「あ~、じゃあ翔先輩」
櫻「ははっ、ニノと一緒か。んじゃ、松潤でいいか?」
松「いいっすよ♪」
?「翔ちゃ~ん!」

翔先輩と話している後ろから誰かが呼んでいる
俺達は振り返りその人を確認した

跳ね上がった心臓に俺が一番驚いた
美人がこっちに来た!

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