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愛の嵐

第29章 曇天×降雨=星空

結局スカートを揺らしながら松潤の後ろを歩いてる
今更だけど・・・死ぬ程恥ずかしい!

松「足痛くない?」
ニ「へ?あ、うん。大丈夫だよ」

女子扱いされてるのに嫌じゃない
てゆかさぁ、やっぱり上手いよね

ニ「女の扱いに慣れてるね」
松「はぁ?何言い出すんだよ」
ニ「だってさぁ、さりげなく心配とかしてくれんじゃん」
松「普通だって!」

普通なんだろうけどさ
だけど、どうしようもなく嫉妬してしまう
他の誰かにもこうやって優しくしてたんだと思うだけて胸が痛む

松「ニノ?どうしたの?」

こんな格好して何してんだろ
心配して覗き込まれて、つい顔を逸らしてしまった

松「なぁ、お腹減ってる?」

減ってたけど今はそれ所じゃない!
首を横に振って応える

松「そっか。なら、ちょっと付き合ってよ」

おもむろに手を掴まれる

ニ「えっ、何?」

俺の言葉を無視するように

松「いいから♪一緒に来てよ」

見た事のない笑顔をしてきた
なんだよ!
それだけで逆らえないよ

ニ「ズルいってば」

小さな呟きは松潤には届かなかった

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