
愛の嵐
第29章 曇天×降雨=星空
《松本時間》
急に大人しくなったな
さっきまでの元気はどこに行ったんだ?
二「なぁ、さっきの質問の答えは?」
さっきのって・・・ん~?
あ、あぁ!優しくするのかってやつか
松「俺はそんなに優しくないって」
二「それが普通なの?」
普通・・・考えた事なかった
ただ、特別な人の事だけは考える
松「普通なのかどうかは分からないけど」
二「けど?」
松「特別な人だけは・・やっぱり違うかな」
二「特別・・・」
その特別を今背負ってるんだよな
ゆっくりと胸元に回された手が組まれた
きつく抱きつかれて心臓が高鳴る
二「その・・特別に・・・なりたい」
松「えっ・・・」
二「なんてね~♪男の俺が松潤の特別にはなれないってね」
振り解かれてニノは俺の背中から下りる
顔が見えない
覗き込もうとすると
クルッと背を向けられてしまった
ニ「なぁ」
松「な、何?」
ニ「お腹空いたね」
松「へ?」
振り向いたニノは笑顔だった
振り返り様にチラッと見えた悲しげな表情は見間違いのだったのか?
松「連れ回したお詫びにご飯作るよ」
ニ「松潤が作ってくれんの?」
松「今から店探す方が大変だからな。俺の手料理じゃ嫌か?」
ニ「嫌じゃないよ~♪やったぁ!」
迷う素振りを見せないで笑う
いつものニノ
いや、いつも以上の笑顔
作られた笑顔に気付かない俺じゃない
だけどそれを知らん顔して話を合わす
松「じゃあ、帰ろうか」
ニ「うん♪」
今はそれでいい
急に大人しくなったな
さっきまでの元気はどこに行ったんだ?
二「なぁ、さっきの質問の答えは?」
さっきのって・・・ん~?
あ、あぁ!優しくするのかってやつか
松「俺はそんなに優しくないって」
二「それが普通なの?」
普通・・・考えた事なかった
ただ、特別な人の事だけは考える
松「普通なのかどうかは分からないけど」
二「けど?」
松「特別な人だけは・・やっぱり違うかな」
二「特別・・・」
その特別を今背負ってるんだよな
ゆっくりと胸元に回された手が組まれた
きつく抱きつかれて心臓が高鳴る
二「その・・特別に・・・なりたい」
松「えっ・・・」
二「なんてね~♪男の俺が松潤の特別にはなれないってね」
振り解かれてニノは俺の背中から下りる
顔が見えない
覗き込もうとすると
クルッと背を向けられてしまった
ニ「なぁ」
松「な、何?」
ニ「お腹空いたね」
松「へ?」
振り向いたニノは笑顔だった
振り返り様にチラッと見えた悲しげな表情は見間違いのだったのか?
松「連れ回したお詫びにご飯作るよ」
ニ「松潤が作ってくれんの?」
松「今から店探す方が大変だからな。俺の手料理じゃ嫌か?」
ニ「嫌じゃないよ~♪やったぁ!」
迷う素振りを見せないで笑う
いつものニノ
いや、いつも以上の笑顔
作られた笑顔に気付かない俺じゃない
だけどそれを知らん顔して話を合わす
松「じゃあ、帰ろうか」
ニ「うん♪」
今はそれでいい
