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愛の嵐

第30章 バレンタインの夜は・・・

《相葉時間》

ニ「チョコまみれの雅紀♥」

DSから目を覗かせてサラッと言う
きっと口元は笑ってるんだろ
悔しいけど恥ずかしくなって顔が熱くなる
俺が欲しいって言われてるみたい

相「なっ、何いっ、言ってんだよ!」
ニ「欲しいチョコって言ったから正直に言ったんだけど?」

DSを下ろして真っ直ぐに見てくる
ドクンッと心臓が跳ねる
その瞳に芯が熱くなる

相「もうっ!外でそんな目したらダメだってば!」
ニ「雅紀にしか見えてないでしょ?」

皆に背を向けた和の顔は俺にしか見えない
だから俺が顔を赤らめているのは見られてる

相「和は意地悪だ」
ニ「雅紀を愛するが故にだよ♪」

はぁ~♡
もうそれだけで幸せだよ!

今日も和に遊ばれ・・虐められてしまった
結局チョコは聞けなかった
いや、あれはあれで聞けたのかな?

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