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愛の嵐

第33章 心の関×心の緒=心の春

翌朝母さんが出掛ける用意をしていた

母「雅紀、和也の事頼んだわね!和也はお兄ちゃんの言う事をちゃんと聞くのよ!あとは、戸締まりとかガスとか気をつけるのよ!何かあったら必ず連絡して。お金は無駄使いしないようにしなさい!・・・分かった?」

早口の母さんの話に頷いて答えた
内容半分くらいしか理解出来てないけど

雅「大丈夫だから安心して」
和「そうだよ~」

少し心配そうな顔をして俺達を見ていた

母「ほんと頼むわよ!」
雅「うん」
和「はぁ~い」

無理矢理納得してやっと行ってくれた
これで雅兄と2人だ!
やった♪やったよ~♡
鈍痛の残る腰を押さえながら雅兄を見上げた

雅「2人になったな」
和「う、うん」
雅「まぁとりあえず朝飯にしような♪」

頭をくしゃっと撫でてキッチンへ行ってしまった
はぁ~、やっぱり慣れない
てゆか、扱い慣れてるのが気になるなぁ
聞いてみてもいいかな?

和「雅兄~、あのね」
雅「ん~?母さんが準備してくれてるから食べよう」
和「は~い!雅兄、あのね」
雅「どうした?まだ痛むのか?」
和「あ~、少しだから大丈夫だよ」
雅「そっか、なら良かった!無理するなよ」

すっごい笑顔で言われたら何だか聞きづらくなってしまった
時間はあるからまた後で聞こう
温め直されたオムレツにフォークを突き刺した

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