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愛の嵐

第35章 催芽×和諧=閑雅

聞き慣なれない甘い言葉
聞いた事ない褒め言葉
顔を真っ赤にしているのは、俺!

ニ「ま~くん、真っ赤で可愛い」

あ~、もう、止めてください!
オムライスを作る俺の背中から抱き付いて
ヒョコッと顔を出しては笑顔をふりまいている

相「もうすぐ出来るからテーブルに行ってて」
ニ「はぁ~い♪」

素直はいいんだけど、俺がもつのかなぁ
可愛過ぎて色々ヤバいんだよ

相「はい、ど~ぞ」
ニ「いただきます!」
相「召し上がれ」

美味しそうに食べる顔は同じだね
食事中は咽せるような事もなく無事に終わった

相「さて、ご飯も食べたし少し話をしよっか」
ニ「いいよ♪」

ソファーに腰を下ろしたら

ニ「何話す?」
相「かず?これ話す体勢なの?」
ニ「こうやってみたかったんだ~」
相「そうなんだ・・・まぁいっか」

俺の膝の上に向かい合わせに座っている
しかも首に腕を回して・・・厭らしい事を想像してしまいそうになる

ニ「お話しないとダメ?」
相「え?お話以外に何かしたいの?」

スルッと腕が解かれ服の裾から滑り込んできた

相「へ?ちょっ、かず?」
ニ「したい事なんて、いつでも一つなんだよ♪」
相「だって、いつも嫌そうな感じじゃん」
ニ「嫌じゃないよ!寧ろ好きなんだけど、淫乱だと思われたくないんだもん」

そうだったんだ
仕方なく俺に付き合ってた訳じゃなかったのか
淫乱なんて思うはずもないのに

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