テキストサイズ

愛の嵐

第35章 催芽×和諧=閑雅

《相葉時間》

冷蔵庫から水を出して渡す

ニ「あ~、ありがとっ」

逆上せた和はソファーでグッタリしている
濡れタオルを額に置いて冷やしてやる

ニ「あ~きもちぃ」
相「お風呂でするの止めよ~ね」
ニ「す、するわけないだろ?!」

ますます赤くなって否定してくる
またしたいんだね♡
もう分かるから♪

相「ベッド片付けてくるけど、大丈夫?」
ニ「んっ、大丈夫」

傍を離れて寝室へ向かう

先生が出したルール
催眠が掛かっている間の記憶を残す
たったこれだけ

相「自覚するだけでも違うんだろなぁ」

シーツを洗濯機に押し込みながら今の和を想う
ツンデレのデレが増えてるもんなぁ

ニ「まぁ~!まぁってば~!」
相「はいはい、なぁに?」
ニ「淋しいってば!」

まぁって呼んでるし
ほらね、可愛くなってるでしょ?
無自覚なんだよ、多分

相「お待たせ♪」
ニ「待ってないし!・・・膝」
相「膝?・・あぁ、おいで」
ニ「んっ」

膝枕をおねだりとか

相「寝ていいよ」
ニ「んっ、眠い・・・やすみぃ」
相「うん、おやすみ」

目蓋が閉じて寝息が規則的に聞こえる

和の願いは叶ったのかな?
俺は叶えてあげられたかな?

相「それはゆっくり知っていけるといいな」

いつか和から

『愛してる』

聞けるその日をいつまでも待ってるよ

相「愛してる、和」



end

ストーリーメニュー

TOPTOPへ