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愛の嵐

第35章 催芽×和諧=閑雅

ニ「んっ、はぁ、あっつ、んっんん~」
相「かずっ、顔見せて?」
ニ「やっだ、はっ、んぁ、んっ」

肩に顔を埋めて見られないようにしている
圧迫感から息も詰まり気味だし
ここまでやっといて何だけど
恥ずかしくて死にそうです!

相「かず~、ねぇ、かず~」
ニ「うっさ、も~っ、なんっなの」

グイ~ッと剥がされてしまう

ニ「やめっ、ヤダって、見んなっ!」
相「・・・息、苦しかったでしょ?」
ニ「えっ・・なん、で」
相「分かるよ~♪和の事どれだけ見てると思ってんの?」

あ・・・それめちゃめちゃ嬉しい
この人のこの天然タラシの部分は俺のツボだ

ニ「だから狡いんだよ」
相「何が?」

悔しいなぁ
好きだと実感させられて
離れられないって心が言ってる
認めるのが悔しかったのに

ニ「悔しいけど」
相「・・・?」
ニ「大好きだよ、ちくしょ~」
相「ははっ、ちくしょ~って何だよ~」

抱き締めてキスをする
雅紀は嬉しそうに笑ってた

相「続きしようね♡」
ニ「う、うん」

今日だけは声を殺さない
今だけは甘えても自分を許そう
昨日の俺が残してくれた素直を無駄にしない

ニ「はっあぁん、好きっ、まぁっ、すきぃ」
相「んっ、俺もっ、大好き、だよ、和っ」

水音が響く中
透明な水を白く汚した

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