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愛の嵐

第36章 夕霞×憂喜=柔婉

ニ「ねぇ」
相「なに?」

仕事の合間に見上げた雅紀は

ニ「カッコいいね」
相「何言ってんだよ!」
ニ「素直にそう思っただけだよ」
相「そう言うの二人だけの時に言ってよ」

照れくさそうに頭をかいて俺を見た
すれ違った長い時間は溶けて一つになっていく
重なる視線で感じる『好き』が嬉しい

相「行こう」
ニ「うん♪」
相「あっ、和」

肩を掴まれ耳元に寄せられた唇からくれる言葉

相「大好き♡」
ニ「なっ!」

スッと横を通り過ぎた恋人
その後ろ姿に今もまたときめいてしまう

ニ「ばぁか!俺の方がもっと好きだよ」

これから先も隣を歩ける喜びに
俺の胸は高鳴っていた

ニ「誰にもまけないよ」

恋が愛に変わってもね


end



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