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愛の嵐

第40章 四海×繁華=僥倖

《二宮時間》

緑の多い湖の近く
思ったより遠くへ来たなぁ
時間も昼を過ぎて随分経ってる

二「富士山見えるじゃん!」
相「いい所でしょ♪ピクニック気分だね~」
二「ピクニックって・・相葉さんなら仕方ないか」
相「えっ?なにがぁ?俺仕方ないの?!」

癒やされるなぁ
この状況でピクニックは普通思わないよ

二「相葉さんらしくていいって事だよ」
相「なんだよそれ!褒められた感じないよぉ」
二「褒めてるって、多分」

プウッと頬を膨らませている
子供ん時から変わらないなぁ

相「ニノは迎えに来て欲しいでしょ?」
ニ「うぇっ?!い、いきなりだなぁ」
相「でしょ?」
ニ「そ、そりゃそうでしょ。相葉さんは違うの?」
相「勿論だよ~♪来なかったら別れるし!」

笑いながら言ってるけどマジっぽいなぁ
来ないとヤバイよ、翔さん!
ガサガサと草を掻き分ける音が聞こえた
驚いて振り向いた俺達が見たのは

櫻「やっぱりここだったね」

スーツに花束を持った翔さんだった
はぁ?!なんで花束?てか、スーツ?

松「いたっ!かず~!!」
ニ「へっ?・・・潤っ!」

迎えに来てくれたんだ!
嬉しい♡・・・いやっ、待て待て!
俺は怒ってるんだ
腕を広げて近づいてくる潤から一歩下がる

松「かず?」
二「抱き付く前に言う事あるよね?」
松「あっ・・・ごめんなさい」

眉を下げて申し訳なさそうに見てきた
なんか気分良くなってくるのは何故かなぁ
こんな感じも悪くないな
なんて謝る潤を後目に考える俺って不謹慎かも

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