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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「あ、そうだ。足を踏んでくれたお礼に‥」


そう言いながら鞄の中をゴソゴソ探す流星。



足を踏んでくれたお礼に‥・?



‥‥。



‥・!?




「ドM男なの!?!?」

「‥‥意味がさっぱり分からないんですけど?

ちょっと黙ってて貰えますか?」



眼鏡をクイッと中指で上げながらギロッと睨まれた。


‥だって。


紛らわしい言い方したの、そっちじゃんよ。


チェッと口を尖らしてると、突然目の前にスッと茶色い封筒が差し出されて




「はい。これ、プレゼント」




頭上から流星の声が降って来た。







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