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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「‥え‥いいの‥・?」



まさかの展開に受け取るのを躊躇してしまう。


だって、逢う時は強制的だったけど私も星の世界に少し浸る事が出来て楽しかったのも事実。


だからお礼なんてしてもらうのが何だか申し訳なく思えてしまう。



だけど



「雫月ちゃんのために買ったんだから受け取って貰えないと逆に凹む。」



なんて言われちゃって。





「あ、ありがとう。」




申し訳ない気持ち100%で差し出された私チョイスの本が入ってる封筒に手を掛けた。





――が、しかし。










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