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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「・・・・・・・。」


「・・・・・・・。」


「・・・・・・・あの・・」


「はい?」


「・・・この本、くれるんだよね?」


「そうですけど?」


「だったら・・出来れば手、離して頂けません?」


「ねぇ」


「はい?」


「俺達の出逢い、アリだと思う?」


「‥‥・え?」




な‥‥何?




流星の言葉にビックリして茶色の封筒から視線を流星に向けると、真っ直ぐ真剣な眼差しに思わず戸惑う。





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