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月の綺麗な夜に

第6章 星の言葉

携帯を手に取りLINEを開くと、やっぱり相手は流星で。



≪本、見てくれてるんだ≫



≪本、見てるし。見ながら星座も探したし。見つけれなくて断念したし。

星、小さすぎだし。月みたいに大きくしろし。≫



我ながら、無茶ブリな事だと思いながらも送信。



≪星を月みたいに全て大きくしちゃうと夜、眩しくて寝れないよ?

そもそも月は衛星だけど星はそこから違うからね≫



≪真面目か!≫




それくらい知ってるっつーの。

言ってみただけじゃん。



≪ホント、面倒臭い性格だね?≫


≪良く言われる≫




だろうね。

でしょうね。







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