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月の綺麗な夜に

第7章 星と月とドキドキと

てっきり‥2人だとばかり思ってた。

前回も2人だったし‥。

だから今回も2人だと疑わなかった。




だけど‥それは違った‥。




2人から少し離れた所で足を止めて2人のシルエットを見つめる。



流星と女性らしき影は何やら向き合って話をしてるようで、ボソボソと声が聞こえる。




このまま‥どうしたらいいんだろう。




何食わぬ顔して2人に近付くか。


このままUターンさせるか。




‥どっちも無理。




脳が上手く働いてないのか‥


2人の姿から視線を外す事も出来ないし、足が意志とは裏腹で動いてくれない。




私は行動を脳に強制的に停止させられたまま2人の姿をじっと見つめてた、その時―――









ぎゅ――――――っ‥‥・










胸を何か鋭いモノで思いっきり握り潰される感覚に襲われた。





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