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月の綺麗な夜に

第9章 意味

だから、帰り道。


私からは一言も発する事もなく。

流星はちょこちょこ、間が苦しいのか



「月が綺麗だねー。」



この言葉のみを繰り返してたけど私はもはや無反応。



そのまま自宅前。



「送ってくれてありがとう」



一応、危ないからと送ってくれた流星にお礼を告げて家の門の中へ入ろうと手を掛けた瞬間



「雫月ちゃん」



呼び止められた。



「は‥はい?!」



まさか呼び止められると思ってなかった私はビックリして声が上擦る。








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