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月の綺麗な夜に

第2章 ブルームーンの夜に

「でも、何者なんだろうね?」



コーラをストローで飲みながら上目で見る柚。

流星が何者か。

それが分かってりゃ別に何も思わないっつーの。



「もしかしてさー、慶介(けいすけ)だったりして?」




―――はい?




「それは無いっしょ」




ニヤニヤ顔の柚にぴしゃりと言い放つ。



「どうして言い切れる?」


「無いよ。そんな事するような暇なヤツでもマメなヤツでもないし。」


「でも、そうだったら面白いのにね?」




全っっ然、面白くないわっ!!

そのニヤニヤ顔、止めれっ!!








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