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月の綺麗な夜に

第2章 ブルームーンの夜に

「まぁ、あれ以来何も連絡がないんだからこのまま連絡ないんだよ」



お店を出て駅まで歩きながら空を見上げる。


釣られるように柚も空を見上げて




「まっ、満月の夜に全て分かるね♪」




そう言ってチラッと横目で私を見てニカッと笑った。




いや、だからね?



「連絡来ても行かないって」


「はいはい♪」




その“はいはい”がムカつくっ!

行かないっつーの!






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